前回開催した「モバイルを活用した栄養指導サービス」に関して、栄養指導サービスの提供側、およびサービス体験者側からの情報共有がありました。

現在、Apple社から ResearchKit、HealthKit, CareKit といった
「様々に個人の医療情報を管理共有できる仕組み」
をiOSで標準利用することができるようになってきています。

これら技術・基盤は、今後、医療・介護・健康の領域におけるモバイルソリューション開発を、"患者のために" 臨床研究機関と企業が共同で実施する動きを加速させることにつながる可能性を秘めています。

今年度4回目の医療WGは、このようなモバイル基盤を活用した、大規模でダイナミックな疫学研究の鍵となる実験設計・結果解析手法を、ビジネスマンはどのように習得すればいいのか、という観点で実施することにしました。そのため、臨床研究機関で求められる医療統計手法の概論、そして、国民疫学調査レベルでの国民健康・栄養調査について実施されている研究機関から講師を招聘し、勉強会を実施します。

参加希望されるコンソーシアム会員の方は、以下のフォームあるいは医療WGリーダーまでご連絡下さい。

ふるってご参加ください。

日時:10/25(火)17:00-19:00 

場所:東京慈恵会医科大学西新橋キャンパス 高木会館1F集合

(16:50にご参集ください)

アジェンダ:

1. ビジネスマンが”医学的予防介入の解説書”を読んでみて

メドピア株式会社 社長室マネージャー 岡村恒紀氏

10万人以上の医師が参加する医師専用のコミュニティサイト「MedPeer」上で、医師が臨床現場で得た知見を「集合知」として共有することで、医師の診療を支援しようと活動されてきたメドピア。

同社に、約1,500人の管理栄養士ネットワークを活用した、管理栄養士によるパーソナルダイエット指導が受けられるコンシューマー向けの事業や、健康保険組合や企業向けの特定保健指導事業を展開している、クックパッドダイエット社(改め 株式会社フィッツプラス)が合流したことは記憶に新しいと思います。

数式を一切使わず、医療者が遭遇する可能性のある問題を想定しそれに解答するという形式の記述により、数学の苦手な読者の抵抗感を取り除き実用的な理解を促す目的で記述された

「医学的介入の研究デザインと統計:ランダム化/非ランダム化研究から傾向スコア、操作変数法まで」

について、短い時間ではありますが概要を共有したいと思います。

2. 栄養疫学研究の現状と課題

国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所

栄養疫学研究部 国民健康・栄養調査研究室長

須賀ひとみ様

昨今は、政府による健康寿命の延伸促進施策として様々な官民における活動が活発化しております。また、糖質ダイエットや様々な食生活改善にともなう民間主体のサービスも多数出てきております。

これら、食べ物と健康状態に関して、日本人にとっての栄養素や食事習慣などの相関関係など基礎情報は、本研究所を中心に根拠となる国民調査を実施してきました。モバイルを活用した多数の生活者の疫学研究も今後日本の研究機関が取り組まねばならないと考えています。その上で、これまでどのような疫学調査を実施してきたのか、その成果と課題について、わかりやすく解説をします。